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株式会社トミーウォーカーの 『シルバーレイン』 参加PCである 五木・萌 のキャラクターブログ。
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実は、最近読んでみたい本がありまして。
誉田哲也の、武士道シリーズです。

幼少からひたすらに修練を積んできた剣道エリートの少女剣士と
剣道は楽しくがモットーのお気楽少女の対決と交流を描いた青春友情物語・・・
・・・で、大体合っていると思います。

日本舞踊から転向したお気楽少女の方が
剣道一直線のエリート少女を打ち負かす所から始まるそうで、
それだけで何だかわくわくしてきますね。
爽やかそうで、心がきゅんきゅんとしそうで、とっても気になっていたのですよ。

そこで、本日手に取ったのが、

■ ストロベリーナイト 誉田哲也

連続猟奇殺人事件の真実を追う、女刑事・姫川玲子と、その仲間たちのお話です。

どうしてこうなった。

いや、でも、これがまた面白かったのですよ。
これも一気に読んじゃいました。

結構エグイ描写満載なんですけど、
文章もとても読みやすく、人物同士のかけ合いも軽快。
それぞれの立場での心理描写も秀逸で
なるほど、さすが人気作家というところですね。

特に、中盤にかけての、ストロベリーナイトという殺人ショーについて
色々分かってくる辺りの展開には結構ドキドキさせられました。
こういうの・・・刑事モノっ分類でいいんでしょうかね?案外好みかもしれません。

お話の緩急ある雰囲気が気に入ったので、続編とかあれば読みたいな。
緩急って、この場合はギャグとグロ?とか言わないように。
あー、山田悠介、ネットではすこぶる評判悪いんですね。
なんとなく分かるような気もしますが。
『あれ、この服装の人数、さっきは二人って言ってたのに、結局三人なの?』とか
そういう細かい部分で、おかしいなって思うところは多々ありましたから。

でも、そんなに叩かれる程かなぁと思いつつ、
ちょっと比べてみる意味で、自分の買った単行本の中では最新の、

■ インシテミル 米澤穂信

・・・を、読み直してみました。
実はこれ、かわいい表紙に興味をそそられて立ち読みし、
冒頭の展開の巧みさに、じっくり読みたくなって買ってしまった一冊なのです。

内容は、時給11万2000円という法外な報酬につられて集った参加者たちが、
『とある人文科学的実験の被験者』という名目の元
特別ルールに従いつつ怪しい館で7日間を過ごすというもの。

本格古典ミステリをちょっと皮肉った現代ミステリ・・・になるのかな。
特別ルールには、『実験中に殺人を犯した者は犯人ボーナスで報酬2倍』や、
『殺人者を推理し特定した者には探偵ボーナスで報酬3倍』
『犯人かどうかを実際に決めるのは参加者の多数決』
『犯人とされたものは監獄に入れられ、以後実験に参加できなくなる』・・・などがあり、
それらが絡むことで、一種独特な殺人事件が起こっていきます。

こちらも、一部突っ込み所があったりするんですけど、やっぱり面白かったですね。
二度目だというのに、またドキドキするというか、
なんというか、次のページをめくらせる力がある。
キャラも活き活きとしていて、萌えすらも感じられます。

主人公の隠していた一面や、中盤、ついに推理を開始するところ、
その後の意外な展開など、見所も満載ですよ。

小説って、読みながら自分で補完する部分が大きいから
どんなものでも、ある程度読めちゃうものですけど
やっぱり、面白いものは素直に面白いのだな。・・・と、一応結論付けておきます。
本屋ぶらりを機に、久々に小説でも読んでみましょうか。

とりあえず手にとってみたのは・・・

■ 特別法第001条DUST<ダスト> 山田悠介

国は、社会の害悪であるニートを孤島に島流しにする法律を制定。
主人公は過酷な環境の中、500日の刑期を生き延びる事ができるか・・・?

みたいな感じのお話です。

序盤は、生か死かっていう極限の環境なはずなのに、
みんなものすごく理性的だなぁと。
こういう状況で理性的なのと暴徒になってしまうのでは、どっちがリアルなのでしょう。
他のこういったお話では
大概の人が暴徒と化しますし、そんなものかと思っていましたが・・・
実際はどうなのかな、と考えさせられました。

中盤は、病気持ちのヒロインの真由ちゃんが、いくら何でもタフすぎるだろうと。
食べるもの物もない、寒さも凌げないような状況で
凄い生命力を発揮するのと簡単に死んでしまうのでは、どっちがリアルなのでしょう。
これも判断がむずかしいです。

終盤はサバイバル以後の話となるのですが、
20年間の確執と誤解が、対面する事であっさり解決するのは・・・
いや、さすがにこれは出来過ぎかなと思いましたが。
まあ、ドロドロのままよりは良かったかもしれません。

・・・あとから気付いたんですけど、この作者、リアル鬼ごっこの人なんですね。
着眼点はいつも面白いと思います。
あらすじとか見ると、中を読んでみたいって思わせますもん。
でも、ちょっと分かりにくかったり、感情移入しにくい部分があるかな。
他の作品も、機会があれば読んでみましょうか。
本屋をぶらぶらしていたら、ブギーポップの人の本が目に入りました。
久しぶりに名前を見た気がして、懐かしさから
最近はどんなのを書いているんでしょう?と、手に取ってみたら、

帯に 『 統和機構 』 の文字。

まだ同じネタでやってたんですか、この人。
中身にちらっと目を通してみたところ、あぁ、変わってないなぁという印象でした。

こういうクセの強い作家さんって、
あえて変わらない方がファンには喜ばれるのかもしれませんね。

あ、ちなみに蛍光灯はちゃんと代えましたので、もう大丈夫です。
個人的な流れで、筒井康孝の「銀齢の果て」を読みました。
人口の調整のために、法律で定められたルールに則って
老人たちが町内で殺し合いをするという内容なのですが…

うーん、作者の言いたい事が分からなかったですね。
高尚過ぎるのか、筒井さん独特の悪意によるものか、
それすらも分かりませんでしたが。

単行本で出たときはそれなりに話題になったそうですがー。
この前、アニメの「時をかける少女」を見てから、
もう一度、原作も読み直しておこうと思っていました。

それが今です。
うん、別に遅くない。

主人公のイライラ度は、こちらの方が圧倒的に低いですね。
というか、必要以上に小心者というか、求めない性格かな、今見ると。
タイムリープ&テレポーテーションという超能力を操れるまでになったというのに、
今すぐ普通の人に戻りたい!っていうのが最大の願いなんですよ。
私利私欲、それも物凄く下らない事に能力を使いまくった上に、
他人に迷惑や不幸を撒き散らしたマコトにも読んでもらいたいものです。

さすがに文は少々古臭いですが、爽やかな小説です。
恋とか言われてもわかんないわよ!ってノリが…結構好きかもしれません。
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